打ち消しノイズ調合
消したい音(人の声、電車、キーボード)を選ぶと、その帯域を覆うノイズを組み立てて鳴らす。癒やしの音ではなく、邪魔な音を消すための道具。
これは何?
周りの音を聞こえにくくするための「マスキングノイズ」を、その場で合成して鳴らすページです。 雨音や川の音のような癒やし系ではなく、「人の話し声が嫌だ」「電車の走行音が嫌だ」という目的から逆算して、 その音の帯域だけを厚くしたノイズを作ります。音声ファイルは使わず、ブラウザがその場で生成します。
作った理由
集中用の音を探すと、「852Hzで集中力が上がる」のような根拠のない話か、きれいな環境音の録音ばかり出てきます。 でも実際に効いているのは音の美しさではなく、「消したい音と同じ帯域に、少し大きい音がかぶさっているかどうか」です。 帯域が外れたノイズは、いくら流しても効きません。それなら、消したい音を先に選んで、 そこに合わせてノイズを組み立てる道具があればいい、と思って作りました。
使い方
- 「再生」を押す(iPhoneは本体のサイレントスイッチがオンだと鳴りません)
- 「消したい音」から、いま気になる音にチェックを入れる。複数でもかまいません。強さのスライダーで、その帯域の厚みを調整
- 上のグラフで、ノイズの線(灰)が緑の帯(消したい音の帯域)を覆えているか確認
- 音量は「気になる音がぎりぎり気にならない」最小にする。大きすぎるノイズはそれ自体が疲れの原因になります
- 「場面プリセット」に満員電車・オープンオフィス・カフェ・自宅を用意してあります。設定は使っている端末に保存されます
- 再生中は画面を消したり他のアプリに切り替えても鳴り続けます。ロック画面やコントロールセンターから停止できます
- スマホでは上の「ツールを開く」から単体で表示して「ホーム画面に追加」すると、アプリのように起動できます
仕組み
- ホワイトノイズを10個の帯域(31Hz〜16kHz、1オクターブ刻み)に分け、それぞれの音量を変えて足し合わせています
- 「土台のノイズ」のスライダーは全体の傾き(ホワイト 0dB/oct 〜 ブラウン -6dB/oct)。低音寄りのほうが長時間でも疲れにくく、高音寄りのほうがクリック音などに効きます
- 各「消したい音」には帯域の重みが割り当ててあります。たとえば人の声は250〜3500Hz、特に言葉の聞き取りに関わる1〜3kHzを厚くします。ここを覆うと「声はするが内容が入ってこない」状態になり、気が散りにくくなります
- 電車の走行音や足音のような低い音は、体に響く振動までは消せません。イヤホンや耳栓の遮音と組み合わせると効きます
- 設定どおりのノイズを5分ぶんその場で書き出し、ループ再生しています。音声ファイルとして鳴らすので、画面を消しても止まりません。書き出しには数秒かかり、スライダーを動かすと書き出し直して差し替えます
- 通信はフォントの読み込みだけで、設定はブラウザ内にしか保存しません
これから
自分の設定に名前をつけて保存する機能と、消したい音の種類を増やすことを考えています。
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